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関連キーワード : 光の表現, インスタレーションのツール, MIDI通信お客さま紹介例 : 山川冬樹さん
プロジェクタで「黒」を投影する際、どうしても、バックライトの光で「グレー」に見えてしまいます。映像の中での黒は、他の明るさの比率で黒が際立ち、市販品ではそのコントラストを高くすることで、相対的に「黒」を黒として表現するものが多いです。ですが、映像を非表示にしたとき(全面が黒)の場合は、 コントラストの比較になる明るさがないため、全面がグレーの四角に見えてしまいます。インスタレーション作品などで、光に包まれたり、一瞬にして暗闇に包まれるなどの表現はかなり重要な要素ですが、市販品の多くのプロジェクタではこの「暗闇」の表現をすることが難しい状態です。
今回、アーティスト/ホーメイ歌手の山川冬樹さんからの依頼で、この「プロジェクタシャッター」を開発しました。仕組み自体はシンプルなもので、サーボモーターをMIDIでコントロールします。MAX/MSPなどを使えば、映像とサウンドに加え、このプロジェクタシャッターも同期させることができます。
当社スタッフは現場に同行できなかったので、現場でプロジェクタに設置しやすいように、動く部分はバーのみにし、プロジェクタにどう固定するのかも現場で柔軟に対応できるよう、MIDI信号を受ける部分と分離できる形にしました。 また内部でMIDIチャンネルを変更することができ、現場で柔軟に対応できるようにしています。
釜山で約80日間展示され、故障することなく動作しました。 もしも故障する場合は、サーボモーター部分の可能性が高いので、その予備を1つつけています。 実際に使用された様子の映像を山川さんにいただきました。
このプロジェクタシャッターは、安価なサーボモーターをつかっているため、ジージーとシャッター音がしてしまいます。使われた展覧会では、作品にサウンドもありだんだんと音量があがる演出だったので、シャッター音は気にならないものになりました。2009年5月現在、ステッピングモーターを使用した静かに動くタイプも開発中です。
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